常に人が賑やかで食い倒れと言われる手頃な価格で食べることができるスナックから、ミシュランガイドブックに掲載されるような時代の先端、そして伝統的な料理などの幅広いものを食べることができる心斎橋周辺。本町も心斎橋から一駅で歩いてもすぐの場所にあります。本町で食事をしようと選ぼうにも美味しいお店がたくさんあり選びきれないほど。そんなエリアにまた一つ台湾料理のお店がオープンしました。
大阪でパクチーと言えば本町のGOGOパクチーと言われたという伝説があるパクチーをメインに取り扱ってきたパクチー専門店。ついにパクチーによって世界を征したことで次なるステップで台湾料理店として4/16にオープンした「台湾食堂」さん。
聞けば台湾をルーツとしており、台湾料理をついにできることに喜んでいたのは印象的。
お店へ伺うとまず目に入ってきた胃袋台湾小旅行の文字。台湾は飛行機でも3時間ちょっとと近い距離でもありますが、まずは手頃に胃袋を旅行へ行かそうというのも良いではないですか。〜小旅行というのはスゴく好きな言葉です。
ふと気づいた台湾食堂の台の文字が山になっています。阿里山か、それとも嵩山か。
パクチーを定着させるために1部のGOGOパクチー、そして2部の台湾食堂とステップが上がってきているのはこれからの楽しみにしましょう。
店舗の地下へ降りる際に見えるのれんには台湾の屋台がまるっと大阪へ。というのは面白そう。
地下へ降りると思いの外明るく、どんな店内なのかがワクワクしてきます。
色々と戦っているように見えるロゴ。左にいるのはなんと店主。
店内はテーブルとカウンターがあり、広々としています。
個室としても使えそうな場所もあり、ちょっとした飲み会などにも使えそう。
エレベーターこそありませんが、子連れにも嬉しいのが広くはないもののキッズスペースが設けられていること。どうしても飽きやすい子供にも優しい作りです。
そしてこの奥にあるのが惣菜のブッフェスタイル。
この日に伺った時のランチ、日替わりは牛肉麺。定番と日替わりがあるのは嬉しいところです。
麻醤湯麺、酸辣湯麺、沙茶麻婆豆腐、大鶏排、日替わり、そして滷肉飯+小鶏排とあり迷わず滷肉飯+小鶏排にすることにしましょう。
このほかにブッフェスタイルでスープと惣菜、ご飯が好きなように取ることができます。
この日は肉団子と。
サラダ、豚耳、ザーサイ、高菜と割と幅広い惣菜類が揃っていました。
大同電鍋にはスープ、そしてご飯も。やはり台湾好きにとって電鍋にスープは気分が上がります。
スープは干しエビの旨味がたっぷり感じられるスープで思わずいいなと呟いてしまいそう。
台湾では干しエビをうまく使って料理することも多く、炒め物にもエビの味を感じることがあります。
小鶏排も胸肉を半分にしたサイズで一人分にはちょうど良いサイズ。サクッと揚がっておりスパイスもふんわりと感じるもの。少し辛めのスパイスもかかっているのもビールが飲みたくなりそう。
メインの滷肉飯は軽くしょっぱめな味付けがされており、豚バラの脂部分がふわっととろけそうに煮込まれています。
五香粉がしっかりときいており、添えられたパクチーとの香りが結構がツンとくる椀に仕上がっています。
こちらではメンマが乗せられているのも違いが感じられるポイントです。
夜のメニューを見てみると屋台で見たメニューがたくさん。メニューに書き込むタイプもだいぶ日本で増えてきましたが、ここまで台湾の雰囲気を感じるところは多くありません。
価格表の欄も日本円と台湾元の併記だったり、住所が台湾の書式だったりとニヤッとしてしまうポイントが随所に盛り込まれているのも。
台湾元の記載は比較なのか、はたまた台湾元でも支払うことができるのか。
夜の雰囲気も良さそう。そして石頭火鍋も食べたいと思えるもので次は夜に伺うことにしましょうか。
楽しみなお店が一つ増えました。
ごちそうさま。
台灣食堂
最寄り:大阪メトロ四ツ橋線、御堂筋線 本町
住所:大阪府中央区博労町4丁目7−3
営業時間:11:30〜14:00、17:30〜23:00
休日:日曜
喫煙:禁煙
台湾ビール:あり