「はじめまして 電鍋レシピ」の作者 口尾麻美さん。たまたま前の週に買って読んでいたことで情報を知ることに、なんと当日の昼間に電鍋食堂が早稲田で1日だけ開店するということで急遽伺うことにしました。
はじめまして 電鍋レシピ 台湾からきた万能電気釜でつくる おいしい料理と旅の話。 新品価格 |
電鍋を作るメーカーの一つである大同電鍋を使い倒し、煮る、蒸す、温めるを駆使して忙しい人にも放置しながら料理が作れる、レシピが紹介されています。
本では台湾料理ばかりではなく、日本や欧州など各国の料理のレシピが紹介されています。
今回の「ニーハオ!電鍋食堂」では台湾料理にフォーカスされていました。
パイナップルケーキこそは蒸しではできませんが、煮る魯肉飯、炊くご飯、蒸す饅頭。完全に電鍋を使い切った食堂のメニュー構成です。
本も11月に出版されたばかり、出版記念というのもあるのでしょうか。
口尾さんが撮影した作品も展示されています。
台湾のテント生地で作られたブックカバーや、レンゲ!なども販売されていました。
やっぱりメインは電鍋です。色の種類も様々ですが左の2つと右の2つでは形が異なります。
左はレバー式で台湾のもの、右のスイッチ式は日本法人が日本で販売しているもの。フタの材質も異なっていて左側はアルミ製で右側がステンレス製。それぞれと仕様が違いのも面白いところです。
比較してみると結構形が異なりますがどちらがかわいいでしょう。
シンプルなレバー式でオレンジが良さそう。
大同人形と電鍋に蒸し器を乗せて饅頭を蒸しているのも使い倒しているなと感じるところ。
また、壁のメニューも黄色の紙ってなぜか色気を感じるところがあります。
イベントのため、チケット制です。49が通し番号とすれば、1日でそれだけ出た計算になります。
口尾さんの魯肉飯。店舗で出される料理とはまた違ったワクワク感があります。
ひき肉を使った魯肉飯はやさしく、あっさり目の味付けです。厚揚げが混じっているのもアクセントがあって食べていて楽しいところです。
八角の香りはなく、メニュー通りのおふくろの味というのがわかる気がします。
そして卵のトロトロっぷりがすごいこと。台湾でもこんなパーフェクトな卵が出てきたら通ってしまいます。今回も通いたいけれど、残念ながら1日だけの食堂です。
今回、電鍋食堂が開店したのは早稲田の「Le Tiroir(ル・ティロワ)」さん。白を基調とした撮影ギャラリーです。
過去には活版印刷のワークショップなど精力的に活動されており、料理のイベントも多く開催されています。
荷物入れとして使われていたのは「引き出し」こちらのLe Tiroir(ル・ティロワ)はフランス語で引き出しの意味だそう。ちょうどそんな意味合いがあるのはセンスを感じます。
人がきれずにやってくるのも口尾さんの食堂を目当てに来ることでしょう。次回も楽しみにしましょう。
ごちそうさま。