東京タワーから始まり毎年開催されてきていた台湾祭は2017年から始まり、今年は4年目となるはずでした。
年明けから観測された新型肺炎(COVID-19)により延期のうえ、開催予定であった東京タワー、横浜赤れんが共に中止となりました。来場の集中を防ぐために会期の延長や様々な感染対策のうえで開催を予定しており、新しいイベントの形となるかと多方面から期待されていただけに残念ではあります。
今回イベントの開催直前で中止となったため、準備した食材等が行き場を失い、台湾好きのみなさまもがっかりした声が聞こえてきました。その食材等をオンラインショップで販売し、イベントの支援とすることなりました。
販売商品はパイナップルケーキと支援セットと称した台湾の料理のセット。支援セットにも3種類あり、魯肉飯、小籠包、大根スープ、台湾ちまきに加えて来年度開催予定の台湾祭パスポートと、なかなかな豪華なセット内容です。
今回支援した内容は支援セットB。魯肉飯、小籠包、大根スープ、台湾祭りパスポート。送料も含んでおりなかなかお得な内容です。
食材を委託されて得意なところでそれぞれ作られた台湾の料理は冷凍で届きます。まずは大根スープ、二人分づつパウチされているのも使いやすいところ。
小籠包はたっぷりと20個入りが2袋とたっぷり。
魯肉飯は4人分入っています。ふと調べてみると谷中食品生産組合は香取市谷中周辺の27軒の農家が集まって始まった組合で食肉や卵などを取り扱うところです。
ころんとした姿に真空パックされた魯肉は小鍋で温めやすいのが嬉しいところ。
魯肉飯はしっかりと色が濃く、軽い五香粉の香りと共に懐かしい豚の皮の香りを感じます。今までになく色が濃い魯肉飯ですが、一口頂くと台北の市場で食べた魯肉飯を思い浮かばせます。
台湾北部で好まれる甘しょっぱい味付けで台北でも食べられることが少ない、オイスターと椎茸の旨味、そしてカラメル由来のグッとコクが感じられるもの。まるで東門城滷肉飯や胡記通化街米粉湯を思わせるもので、この味は日本で食べられるとは思っても見ませんでした。
現地で現地の民に混じって外国語なんて全く聞こえない店で食べる滷肉飯。そんな滷肉飯を再現した今回の台湾祭 支援セット、そして作った谷中食品生産組合さんには興味が湧いてきました。
今回の支援セットは「オンラインショップ」にて購入できます。
いつまで販売されるかわかりませんが、また頂きたいものです。
ごちそうさま。