谷中・根津・千駄木を結ぶ3角形のエリアを谷根千と言い、江戸から続く街並みとなにか人間味を感じる商店が繋がる通りがいくつもある場所。実力がある精肉店や洋菓子を売る店舗に連なって営業する台湾茶カフェ狐月庵さんは台湾茶をメインとするカフェですが、ランチに魯肉飯や雞肉飯を提供しています。
どうしても茶芸館のような形態だと入りにくい場面もありますが、こちらはそんなことなく、バスも通る不忍通りに面して間口も広く、入りやすいのが特徴。
自慢の茶葉を使ったタピオカミルクティーがあったりと気軽なカフェという使い方もできます。面白いのが追いタピオカ。いわゆるタピオカの増量ですが他ではあまり見ません。たっぷりと食べたいときは良さそう。
店内は広く厨房といった区分けはありませんが、衝立を使って分けているのは参考にできそう。
最近は少なくなってしまった店名入りのおしぼり、気分としてなんとなく気持ち良いものです。
ランチセットにデザートと茶をつけたもの。すごく整って出されるのが良い店に来た気分になれます。
漬物と油豆腐、滷白菜と台湾で魯肉飯を食べたいと思ったらこれも一緒に。と思うものがどちらもセットになっているのはすごく嬉しいものです。
魯肉飯は、八角は感じられず醤油の香りがたったしょっぱ目の味付け。粘りもしっかりありご飯との相性が非常に良いものです。滷蛋も固めの台湾らしいもので「わかる」とうなずきながら食べてしまうもの。
なにかほっとするものがある魯肉飯です。
セットにしたデザートは豆花にタピオカがトッピングされます。豆花もちょっとザラっとした台湾で食べたそのものの感触とQQとしたタピオカが非常に美味しく、甘さが控えめなのもまた良い。おやつの時間に豆花と台湾茶をゆっくり頂くのも良さそうです。
店内の壁にかけられている格子もまた素敵でライティングとの巧さが光ります。
少し駅から歩きますが非常に落ち着いた台湾茶カフェである狐月庵さん。ちょっとだけ教えたくないとも思える良いお店を見つけました。
またゆっくりとご飯とお茶を頂きに来ましょうか。
ごちそうさま。
台湾茶カフェ 狐月庵
最寄り:JR山手線 西日暮里、東京メトロ千代田線 千駄木
住所:東京都文京区千駄木3丁目46−1 ザヴィラオン千駄木スクエア 1F
営業時間:11:00〜18:00
休日:月曜
喫煙:禁煙
台湾ビール:なし