MRT東門站からすぐの東門市場の中にあり、市場といっても飲食だけがある市場から飲食店が仕入れにくる
市場までいろいろとありますが、こちらは飲食店が仕入れにくる、築地でいう場内と場外の間のような
位置ずけのように見えます。
核家族化している日本人からしたらサイズなどは大きく見えますが、もちろん一般も買えるような店ばかりで
買えるものなら買って帰りたいと思わせる良い食材が豊富にありました。
「東門城滷肉飯」は東門市場の中にある魯肉飯のお店で、日本でいう築地場内の食堂が連なっている状態と
おなじように米線なども一緒に一画を形成しています。
後から後からお客さんが引かず、どんどん滷肉飯が出て行きます。
見ていると馴染みのお客さんが多く、どれだけ愛されているかがわかります。
2017年の10大滷肉飯に選ばれたお店はどんなものでしょう。
光るような照りと透き通った皮が食欲をそそる色に輝いています。
カラメリゼされた特有の香ばしい香りが特徴で肉とともにかなりの量が入った豚の皮から出てくるコクが、
脂ではないしつこくないコッテリさを作っています。
魯肉飯で粘度を出すために豚皮を入れるのがセオリーですが、ここまで粘度が出るほどに
豚皮がはいっているのは驚きです。
その証拠としてもコラーゲン特有のベタベタさ、鶏白湯スープを食べた時のようにベタベタするような状態になります。
この粘度の高さは好みによりますが、鶏白湯が好きであればよけいに好きになれるのではないでしょうか。
甘い醤油の香りと粘度がちょうど良く、10大滷肉飯に選ばれるのもうなずけます。
自分でも作りたい魯肉飯の方向性を決めさせる一碗となりました。
ごちそうさま。
東門城滷肉飯
最寄り:台北MRT新荘線、淡水線 東門站
住所:台北市中正區信義路二段87號
昼総合点★★★★☆ 4.0