2020/11/22 東京都世田谷区三軒茶屋1丁目5−17へ移転オープンしました。
2017年4月16日、新たな魯肉飯屋が産声をあげました。
まだまだ日本では数少ない魯肉飯を専門にするお店です。
台湾料理店や、BARなどの他業態がメニューの一部として出すことはあっても、
専門で出すことはなかなかありません。
そんな尖った魯肉飯を是非ともいただいてみたいと思って早速伺いました。
こちらは「muumuu coffee」さんが2號店として出店した「halaheru」へ日曜限定として
「帆帆魯肉飯」さんが担当されているもの。
その他の曜日はムームーコーヒーさんがカフェやBARとして1號店と掛け持ちされているそう。
1號店も目と鼻の先で、次の機会には1號店にも伺ってみることにしましょう。
まず、目に入ったのは看板となる「帆」の文字に抜かれた提灯。
台北の乾物や繊維の問屋街である迪化街でオーダーしたものだそう。
こんなちょっとした台湾の小物使いで期待がもてます。
この日はイートインとして魯肉飯セットをいただきます。
ムームーコーヒーの店主の方もお店に立っておられ、コーヒーも頂くことができました。
甘みと八角の香りが立っており、ご飯によく馴染み箸が進んでまずいくらいによく合っています。
八角が味に深みを出す役割より爽やかな香りをプラスしていると感じられるのが不思議なところ。
八角って「こんなに美味しかったっけ?」と思わせます。(もしかしてフェンネル?)
少し多めに汁がかけてありますがご飯と合わせることで乳化し、
脂の感じがしつこく感じなくさっぱりと頂くことができ、たくさん食べた後にもモタれません。
滷蛋に小吃に蛋花湯と、台湾好きにはなかなか嬉しい組み合わせです。
また、驚きなのがピンクの容器、台湾で使われている容器で台湾らしさをさらに強くします。
もちろん使われているのは「大同電鍋」、これを2釜使って魯肉と湯(スープ)を調理しています。
電鍋の優秀なところが湯煎に近い形で熱を加えるので焦げ付かないためグラグラしているように
思えても焦げるところまでいかないところ。
もちろん今も昔も変わらず台湾の家庭にある電鍋で、見た目もかわいい、使い勝手もよい。
使わない手はありません。
ランチョンマットとして使われている印花布。
台湾で古くからある花柄である台湾花布や客家花布といわれている花柄の布で伝統のある布です。
タグに「帆帆魯肉飯」と店名が入っているのがなかなか「おっ」と驚きがあります。
ちょっとした小物もセンスがよく、この先台湾を題材としたワークショップも考えられているそう。
なかなか楽しみが増えてきます。
また近いうちに伺いたくなります。
ごちそうさま。
(2018/6/7 追記)
現在お椀が陶器に変更され、さらに台湾の雰囲気が強くなっています。もちろん魯肉飯もブラッシュアップが繰り返されています。
スープが週替わりでいろいろと楽しむことができるのも飽きないポイント。
店内の配置も変わり、家族で行っても座ることができるようになりました。
大人のハイボールもmuumuu coffeeさんが出されています。シロップ漬けにした無農薬レモンで最後に食べることも出来てしまいます。昼下がりに一杯飲むのも気持ちの良いものです。
帆帆魯肉飯
最寄り:東武スカイツリーライン 曳舟、京成 曳舟、東武亀戸線 小村井
住所:東京都墨田区京島3-50-14(halaheru内)
営業時間:12:00〜15:00、16:30〜21:30(なくなり次第終了)
営業日:ほぼ毎週日曜日
喫煙:禁煙
台湾ビール:なし