2021年2月16日
70年もの歴史がある、浅草寺裏手の花やしき遊園地。通りの中に門があっても遊園地とも思えない、街に馴染んでいる花やしきの前を走る通りが花やしき通りと言われ、そんな通りの中に「新楽園 台湾美食坊」があります。まさに目の前が遊園地と浅草寺という人通りが多い通りで雷門がある仲見世とはうってかわり、観光向けとはいえ地元に根付いた店が多く見受けられます。
昔ながらの居酒屋といった雰囲気も残りつつも、日本ではないなにかを感じざるを得ない店先。左側が厨房と通りに面した売り場ではありますが、台湾や東南アジアにある店舗の形態にも似ており、やっぱり日本とは思えません。
店内も中華のようでもありますが、台湾で見る配置そのもの。浅草のど真ん中といっていい場所にこんなディープな台湾らしさを感じるのは驚きです。
テーブルの配置からして台湾でよく見る配置。
いただいた魯肉飯は、しっかり目の八角の香りとは対照にあっさり目の薄味の魯肉飯。油葱酥のコクが感じられて濃いめの味付けを好む周辺の店とは異なる傾向です。高菜は思いの外甘くなかなかないタイプです。
浅草近辺には豆花の豆花大王さんなど台湾関連のお店も増えつつあり、どんな街へ変化していくのでしょうか。
これからも楽しみです。
ごちそうさま。
新楽園 台湾美食坊
最寄り:都営浅草線 浅草、東武伊勢崎線 浅草
住所:東京都台東区浅草2丁目29−2
営業時間:11:00〜17:00
休日:無休
喫煙:可
台湾ビール:なし