東西線で葛西から江戸川を越えると千葉県浦安市という、県をまたぐ印象はないほど近くに位置する場所に2019年8月に出来た「ナカセンナリ豆花」さんの営業形態はなんと朝食と夕食の営業という、日本ではめったに見ることが出来ない珍しいもの。豆花の食べられる台湾では朝食だけの店があるほど、朝食が重要視されている国です。
そんな台湾の営業形態を日本に持ち込み、チャレンジする「ナカセンナリ豆花」さんは駅から5分ほど。豆花がメインですが、豆花に使われる豆乳の豆漿、豆乳を使ったおぼろ豆腐状の鹹豆漿を食べることが出来るとあれば行かない手はありません。
歩いてたどり着くと迎えてくれる看板はなんとなく台湾らしさが感じられるもの。古くから営業する老舗の看板にも似ており、ニヤリとしてしまうもの。いわゆる住宅地の中ではありますが、立て看板のおかげで遠くからでも見つけることが出来ます。
茶類も種類があり、茶葉にこだわりを見ることが出来ます。
外帶(テイクアウト)で買いに来る方も多くいらっしゃり、早くも地域に根付いているのが感じ取れます。
朝のメニューは別であり、鹹豆漿,豆漿,雞鹹粥、雞肉飯,そして魯肉飯と、朝食としても十分。
ドリンクメニューも豆花もあり、トッピングも豊富に揃えられています。
ドリンクも茶葉を選べるのがこちらの特徴であり、気分によって好きな味を選べるのが嬉しいところです。
まず始めにきた鹹豆漿は揚げたての油條が乗っている嬉しいもの。そしてエビとザーサイなどが一緒に入っており味わいに深みを出しています。豆腐屋で使われる大豆とことなるためか、非常にするっと食べられるものに仕上がっており食べ飽きません。
こんな鹹豆漿なら毎日食べに来たいなと思わせるもの。
そして魯肉飯は甘みもある味付けで皮付きの豚バラが使われたもの。八角は感じられません。色もコラーゲン由来のとろみもしっかりとあり、台北で食べたあの魯肉飯を感じるものと思わせる懐かしいものです。
添えられたたくあんも、しっかり大根を干して旨味を凝縮してから付け込まれたものが使われており、これまたニヤリとしてしまうものでメインの魯肉飯とともに台湾の食堂にいるような雰囲気があります。
閉店時間の都合上、豆花はいただくことが出来ませんでしたが、朝からこんなレベルが高い鹹豆漿と魯肉飯を食べることが出来る浦安の方に嫉妬してしまうほど完成されたメニューを提供する「ナカセンナリ豆花」さん。これからも食べて楽しめるお店になっていくことでしょう。
今回朝に伺いましたが、夜はどんな風景を見ることが出来るのでしょうか。また伺うことにしましょう。
ごちそうさま。
ナカセンナリ豆花
最寄り:東京メトロ東西線 浦安
住所:千葉県浦安市当代島1丁目9−27 1F
営業時間:8:30〜11:00、17:00〜23:00
休日:無休
喫煙:禁煙
台湾ビール:あり