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東京「Taiwan Plus 2019」台南に思いを馳せる。

昨年から始まった今年で2回目となるTaiwan Plus。台湾のカルチャーを日本へ知って欲しいという台湾からの発信を目的としたイベントは昨年も盛況で台湾が好きなみなさんも口々に見事なものばかりと言うほどの、台湾の現在をそのまま日本に持ってきたようも思え、今年も期待していました。

昨年は台湾の原住民族と食文化、そして滷肉飯節(台湾で毎年開催される魯肉飯フェスティバル)をテーマにしていましたが、今年は台南をテーマにしていると感じられます。

 

カルチャーを発信というだけに、食よりモノに重点を置いています。他のフェスティバル等のイベントとは異なり通路を複数作ってブースを配置していろいろなモノを見られるようになっているのが特徴です。

 

はじめに見えたのがTaiwanPlus限定でロゴをシルクスクリーンで自分ですることができるもの。自分でプリントしたものは愛着が湧くものでしょう。

 

いくつかあったジャム専門のブース。常夏である台湾はフルーツも豊富で季節ごとに美味しいフルーツを使ったジャムも売られており、近年はプレミアム感もあるジャムも紹介されつつあります。

 

マンゴーやグァバが有名ですが、イチゴやカシューナッツも台湾で作られている農産物です。

 

ふと見つけたウイスキーが入ったオレンジジャム。目が釘付けとなり一つお買い上げ。話を聞くとフライドチキンに着けて食べるのも美味しいそう。生産者(商品を良く知る現地の方)と話を出来るのもTaiwanPlusの魅力の一つです。

 

ころんとした飲み口が特徴な台湾ビールグラス。軽めな飲み口の台湾ビールとの相性がよく、軽さのなかにコクを感じるようになる不思議なグラス。それぞれのプリントに表情があり、揃えてパーティーをしても楽しそうです。

 

拌麺は混ぜソバと言うべきもので茹で上げた麺にタレを絡めて食べるもの。比較的具が多くはなく、麺とおかずといった食べ方をするのが台湾らしい食べ方です。

 

靴下専門のテンモアさんも色とりどりの靴下が並べられています。遊び心のある靴下って素敵。

 

見たことがない人も少しづつ増えて行くのでしょう。カセットテープの専門店も去年に引き続き出店。

 

CDとはまた違った表情と音を聞くことが出来、レコードとともに回帰する人も少なからずいます。

 

驚くことに、昭和のデザインで最新の技術を使ったラジカセも実は販売されているんです。

 

こうのとりがテントから下げられており、ゆらゆらしているのに和まされます。子供部屋に下げて置きたいと思わせるもの。

 

パイナップルケーキのサニーヒルズ。東京の青山にもありますが、なんと青山で売られるパイナップルケーキと台湾で売られるパイナップルケーキが並べられています。

青山で売られる日本仕様はバターのコクと甘めの餡に対し、台湾仕様はパイナップルの繊維と酸味が強いもの。それぞれの好みにローカライズされているものですが、好きなのは酸味がある台湾仕様。

台湾仕様を一つ買っていくことにしましょう。

 

台湾で葱油餅などの少吃に使われることが多い、袋の中がコーティングされているものですが、どれもデザインが凝っていて楽しいもの。バラ売りされているのが嬉しいところです。また、繁体字で書かれたサインがどれもこれも可愛くもあり、意味もなく貼って置きたいものですが、割とサイズが大きいものが多く貼る場所がないのが悩みどころ。

 

台湾では質のよいコーヒー豆が作られており、台東、阿里山、台南と各地で作られています。どこの産地でも世界的にもレベルが高くもありますが、生産量が多くなくどうしても価格が高くなってしまうのが悩みですが、その分生産者へ入る金額が多くなるのはフェアトレードとして大切な部分です。

 

こちらでは延々と手でコーヒーミルを廻し続けています。意外と力が必要な部分なだけに握力が翌日まで残っていることを祈りましょう。

 

コーヒーの世界大会であるWorldBaristaChampionshipで優勝したことで一躍有名ともなったSimply Kaffa FikaFikaも、コーヒー豆の品種ゲイシャを持ち込んで、マンゴーコーヒーとともに。

大久保のDOMO CAFEでもFikaFikaのコーヒーを飲むことが出来、繋がりがあるお店でもあります。

 

ゲシャと記載がありますが、阿里山で生産されるゲイシャ種のコーヒー豆で450gで6500円と安くはありませんが、きっと素晴らしい香りがすることでしょう。

 

目盛つきのしおりは動物の型取りがあり、どれも精巧な動物の形をしておりいくつか揃えて見たいものです。

 

テクスチャーが素敵なストールも6色あり、ワンポイントにも使い勝手が良さそう。

 

日本とは異なるセンスで張り込まれたMacbookも見て楽しいもの。人によってステッカーが異なるだけに性格が出る部分です。

 

日本人は鉄の蓋を選びがちな電鍋、台湾人が好きなアルミタイプなのもニヤリとしてしまう部分。

 

台湾ビールを製造するTTL。季節限定で出されるビールの秋バージョンは紅茶味。日本で入ってくることはほとんどないだけにメーカーが持ち込む限定ビールはかなり貴重なものです。

 

台湾のおこわである油飯、炊けるのに時間がかかりますが紅頭葱や椎茸、干しエビと魯肉飯と近いものがあったりと勉強出来るものがあります。

残念ながら今回のTaiwanPlusで魯肉飯は食べることが出来ませんでしたが、是非現在の台湾の雰囲気を感じて欲しいもの。

 

台湾の人がほとんどそのまま来ているだけに英語でのやりとりになることも少なからずありますが、台湾へ旅していると思って楽しんで頂きたい思いがあります。

東京オリンピックの2020までで3回限定とされていますが、台湾が好きな人が渇望するほど魅力があるTaiwan Plus、是非とも続けて欲しいものです。

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