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東京「Taiwan Plus 2018」文化とマーケットをテーマにした試みは。

都内の台湾関連イベントは食をメインにして夜市をテーマにしたビアガーデンなどを大々的に開催してきたことで発展してきたようにも感じられますが、今回のTaiwan Plus 2018に関しては食より現在の台湾で尖ったモノ、アクセサリーだったりフードも高品質なもの。消費者が欲しいと思われるモノが揃った今回のイベント。

手に取ると圧倒的な違いが分かるほど良いモノばかり揃っており、台北にあるアートや良いモノを代わる代わる展示販売している華山1914文化創意園区をそのまま持ってきたのではないかと思える欲しいと思えるものがたくさんあります。

今回、その出店されているフードのメインは台湾で毎年行われている魯肉飯ウェスティバルである「滷肉飯節」。台湾で代表的な魯肉飯の名店を紹介するもので2018年においては104店選ばれています。なんと今年は滷肉飯節が台湾国内で巡回するイベントが東京で行われる「Taiwan Plus 2018」でも開催されることになるという、日本人の台湾好き、そして魯肉飯好きを象徴させる出来事ともなりました。

 

文化や現在の流行を台湾から持ってきており、台湾のメーカー、ショップ、そしてアーティストが多数出店し、入り口を入るとまず目に入ったのが干した野菜や米、乾物類。日本も台湾も「干す」という文化があり、同じ文化がある。と感じさせる展示。干すものを作るワークショップもあり、普段の生活にも使える台湾(日本)の文化を体験することができます。

 

日本では新潟のコシヒカリや秋田のアキタコマチは高級な美味しい米としてブランドが確率されていますが、台湾では台湾東部で作られる池上米として美味しい米としてブランドが確率されています。

逆を言うと台湾ではそれまで美味しい米というものがあまりなかったため、白い米をそのまま食べることは少なく、魯肉飯などで味をつけて食べたことで台湾では魯肉飯が至るところで食べることが出来るのです。

 

今までの台湾以外のイベントを含め、マーケットとフードのブースを分けたのが斬新な試み。柵を隔てて左がマーケット、右側がフードのブースです。

椅子やテーブルがほぼなかったのはあえてそうしたのか今後の課題となるかとは思いますが、上野公園では木陰が多くあり、レジャーシートの販売やテイクアウト用にスリーブなどを工夫するのもピクニックらしくてかえって良いかもしれません。

 

マーケットもいろいろと揃えられており、シールやスマホケースなどの公式グッズもあります。

 

そんな中で一つ見つけたカセットテープのブース。みなさんは早送りや巻き戻しってわかりますか?昔は曲の始めに戻るのもテープを巻き戻して苦労したものです。

レコードは最近安くプレイヤーが出てきましたが、カセットテープはなかなか少ないものです。

 

日本法人もできて日本でも目にしやすくなってきた大同電鍋。可愛い形で日本でも着実にファンを増やしつつあります。

 

初期からあるボディもふたも鉄製の電鍋、最近の台湾人はステンレス製を好み、ボディもふたもステンレス製の真ん中がよく売れています。

でも可愛いのは昔ながらの鉄製で色のラインナップもあります。

 

台北車站が出来てる。と思ったものの台湾駅が上野に出来上がっていました。ここがステージとなりライブイベント等が行われました。

びっくりしたのは他のイベントより音がクリアだったこと。音楽好きとしては非常に嬉しいことです。

 

さて、今回のメインディッシュである魯肉飯。滷肉飯節で選ばれたことを示すマークが貼ってあります。

 

台湾の高雄から北海魚丸店さん。魚のつみれは魚丸と言われますが、なんと虱目魚(サバヒー)を使った魚丸。台湾南部でよく獲られるボラ科の魚であるサバヒー。ミルクフィッシュとも言われ、脂の多い腹側を粥やスープにすることが多く、台南や高雄に行くとサバヒーの有名な店も多く、こちらはつみれである魚丸が看板メニューとして出しているお店。

 

台灣滷肉飯節を日本に居て体験出来るとは思っても居ませんでした。

 

肉燥飯の秘訣が記載されているのはなかなか見応えが。

・皮付きの肉は1.5センチに刻み。

・12時間煮込む。

・奈良漬をつける。

・池上米を使用。

 

また、スープも今回は餃子は入っていませんでしたが、魚丸が入ったスープはサバヒーの骨から出汁をとった優しいスープ。

 

※台湾では北部が魯肉飯、南部では肉燥飯と呼ばれます。

 

いただいた滷肉飯は八角は感じられなく、南部らしく甘めの味付け。油葱酥の香りがしっかり感じられるコレだ。と思える滷肉飯です。奈良漬が付いてきたのは初めてですが結構好きな付け合わせの一つとなりました。

もちろん魚丸湯(スープ)も優しいスープで魚の骨が使われているのに生臭くなく、野菜と一緒に出汁を取られているのでしょう。甘みがあるスープに仕上がっておりこれも滷肉飯と一緒に食べると相性が非常に良く感じられます。

 

あと何軒か、とも思いましたが4件あるうちの1件は昼ですでに売り切れ、そしてあとの2件は1時間ほどの並びとなるかなりの大盛況なフードブースとなりました。

 

並びのうちのひげちょう魯肉飯。今回は石川県のひげちょう魯肉飯へ台湾からもヘルプが駆けつけて出店されています。

レトルトの魯肉飯も販売しているのは嬉しいところです。もちろんいくつかいただきました。

 

もう一つが台灣魯肉飯さん。ひげちょう魯肉飯と並ぶ台灣内にチェーン展開している中の一つ。

 

フードブースでは魯肉飯と副菜のセットで1000円で販売されており、並びを少しでも短くする工夫がされているのが今回の特徴です。

 

現在日本の蔵前にも出されているIn Bloomさんもいろいろなアイテムを持ってきています。

 

大阪の深泉さんでもいただいたことがあるTTLで作られているウイスキー「OMAR」台湾ではKAVALANばかりではなくTTLのウイスキーもレベルが高く、そのうちレアになるんではないかと思えるもの。比較的安く購入出来るため、空港で買ってくるのも良いと思います。

 

季節限定の台湾ビールも面白いところ、春は茶の香り、夏はメロンでした。秋はなにになるのでしょう。

 

こういった細かいグッズがどうしても欲しくなるもの。

 

最後に台北の「今」を切り取った本が会場限定で割引販売されていました。

観光ガイドとは違った本当に台湾好きとなれる内容。ちょうど売り切れていたのが残念。

 

台湾好きとして非常に面白いモノばかり揃っていた今回の「Taiwan Plus 2018」来年も開催されることを楽しみにしましょう。

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