台湾を感じさせ、ふらりと引き寄せられる新宿らしい素敵なバル、昼は麺線屋になる路地裏のお店。
店名に台湾佐記麺線&台湾バル888とある通り、昼と夜で形態が違ういわゆる二毛作で営業されています。もちろん夜も麺線は頂くことができます。
看板が台湾で住所表示であるようなデザインに繁体字で新宿區とあるのが台湾好きとしてちょっと嬉しくなります。
実は台湾に行くまで「台湾」というものがいまいちわかっていない頃、目の前を散々通っていた場所でしたが、こんなバルがあることは気づきませんでした。
台湾と距離が近いこともあり、台湾と馴染みが深いオリオンビール、こちらの生ビールはオリオンビールが繋がっています。居酒屋などでもオリオンビールを目にするとつい頼んでしまうオリオン好きです。
アテにには唐辛子、花椒、豆豉で味付けされた柿の種。ピリッとしびれるような辛さがあり、これがビールと良く合います。
最初にいただいたのはきくらげのにんにく和え。もともときくらげが好きでオーダーをすることが多く、こちらでも目についたら頼まねばなりますまい。
「山盛りになっちゃいましたー」と店主から渡されたのがこちら。本当に山盛りですがネギとにんにくの香りがちょうどよくどんどん箸が進みます。
ここから紹興酒へ切り替えて。
紹興酒も5種類くらいあり軽いのからしっかりしたものまでいろいろ選ぶことができます。バルって楽しい場所だなと思えるお店です。
冷たい食べ物の次は温かい食べ物を。なすの揚げ浸しを頂きましょう、短時間でしっかり味がしみていて揚げる前の一手間が効いています。
バルだけありカウンターの目の前で調理しているところが見えますが丁寧な調理をしつつ素早く手を動かしているのに客席とやりとりができているのがすごいところです。
さて、ここまでで2品頂きましたが他に2グループの客入りでしたがみなさん同じようなものを食べています。横で食べている美味しそうな物を見たら自分たちも食べたくなります、その辺の距離が近いところがバルの良さでもあります。
面白そうな本をカウンターに見つけたので読ませて頂きました。現地の本を見るというのも一つの楽しみ。
海外旅行に行くと現地の書店でレシピの本などを買ってくることが多く、日本で食べることが出来る料理とは異なっていることも少なくありません。
初の醤油のボトル列。圧巻です。
やっぱり魯肉飯はいただかないと。ほんのりとした八角が感じられる甘めの味付け。しっかりとした味ですが高菜と人参、漬物とパクチーが乗っており、目でも楽しい美しくもありつつバランスが取れています。
満席で入れない方も出る台湾バル888さん。都庁も望める中心にあって、それでも新宿らしいバルでもあります。店主も素敵な方で一息つける良いお店を見つけました。
またゆっくりと飲みに、食べにくることにしましょう。
ごちそうさま。
台湾佐記麺線&台湾バル888
最寄り:都営大江戸線 西新宿、東京メトロ丸の内線 西新宿
住所:東京都新宿区西新宿7丁目12−12 sagiya ビル 1 階
営業時間:(月水金)11:30〜13:30、18:00〜23:00 (火木土)18:00〜23:00
休日:日曜
喫煙:禁煙
台湾ビール:あり
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