西早稲田エリアは高田馬場からも歩いてすぐの場所で早稲田大学のキャンパスに挟まれた、学生も多く賑わいを見せる場所のようにも見えますが、実は歌川広重の錦絵にも書かれた歴史のある街でもあります。それだけに周辺には地元の方々が普段の生活に使うお店などがたくさんあります。
もちろん早稲田大学という巨大な大学には国外からの留学生も多く見られ、その国の食べ物を欲するのは必然なところ。
これまでスイーツを含めた台湾料理店は多くはありませんでしたが、台湾スイーツである豆花をウリとした「I Love 豆花」さんが開店してからまもなく1年。最近は肉操麺や蛋餅などのしょっぱい(といっても甘めのソースだったりする)ものも出し始めたところ、「魯肉飯フェス」を行うという報せが届いてきました。
早稲田通りから路地に入ってすぐ、淡い灯に誘われます。
豆花はタピオカミルクティーに比べてまだ日本での認知度は低く、どんな食べ物か入り口に表示されているのが嬉しいところ。
大きなくくりとして「豆乳を固めたものにシロップをかけたもの」固める方法はゼラチンや寒天などいろいろな方法で固めています。
店内へ入るともうすぐクリスマスということもあり、ツリーの存在感を感じます。
今回はタピオカミルクティーではなく、東方美人のセットを頂きましょう。パイナップルケーキがついてきます。
お茶はもちろんお湯の追加もできます。
茶器のセットが金魚柄で可愛く、形もシンプルで使いやすそう。
大阪の深泉さんでも金魚柄の見事な茶器がありましたが、こちらは非常にシンプル。
お茶をいただいていると来たのが魯肉飯。深めのお皿に盛られて来ます。大でもなく小でもなく、デザートに豆花を頂くならちょうどよいのかも。
嬉しいことに滷豆腐(厚揚げ)がのっていました。台湾でも滷豆腐と滷蛋をつけることが多く、どちらも乗っているのが嬉しいところ。
魯肉飯は豚肉の旨味が出ていてほろほろに崩れそうなほどに煮込まれており、濃くない味付け加減によって非常にバランスがよく頂くことができます。
五香粉などの香りはなく、油葱酥が魯肉らしさを強調しています。
味のベクトルとして曳舟の帆帆魯肉飯さんや私が作りたい好きなタイプに非常に似ています。
(日本においてはまだマイナーなタイプ)
この魯肉飯が限定でしか食べられないだなんて、と思ってしまいます。
カウンター状のテーブルもライティングと広めの作りのために落ち着ける席です。
カウンターテーブルだとハイチェアにするところも多いところ、他のテーブルと高さが変わらず、足がぶらつかずに落ち着けることができます。
テーブルの角にクッションが、細かい気遣いに嬉しくなります。意外とぶつけるんです、ここ。
テーブルももちろん落ち着けます。
落ち着いてスイーツと軽食を食べることができる「I Love 豆花」さん。魯肉飯は普段食べることはできませんが、息抜きに伺うことは増えそう。
次回も楽しみに。
ごちそうさま。
I Love 豆花
最寄り:東京メトロ副都心線 西早稲田
住所:東京都新宿区西早稲田3丁目21−5
営業時間:12:00〜21:00(LO14:00)
休日:なし
喫煙:禁煙
台湾ビール:あり