二子新地、東京都と神奈川県を隔てる多摩川のそばにあり、川崎の雰囲気も感じつつ二子玉川の空気も感じる独特な場所でもあります。そんな中にある「麺線屋 Formosa」さんは、台湾の方が台湾の味を提供しているお店の一つです。
最近でこそ台湾麺線の名前はコンビニでも見かけることが多くなり日本にも知られるようになってきましたが、それ以前から麺線屋として営業する「麺線屋 Formosa」さんは新橋の台湾麺線、新宿の佐記麺線888、大宮のe-oneとともにホンモノの麺線を出すお店として貴重なお店の一つでもあります。
店舗は住宅街の中にあり少し迷いそうではありますが、目印はあるためにわかりやすく行くことができます。
おしゃれな雰囲気と聞いていましたが、アメリカンな斜め上なおしゃれさに納得しつつ店内へ入ります。
壁にあった人気メニューランキングにはやっぱりというか定番の台湾からあげ(鹹酥雞)があるのは納得します。
台湾好きからリクエストがあるとかないとか。
台湾おつまみトマトも日本のサラダにあるようなトマトではなく生姜の効いたみたらし団子のようなタレをかけるという普段食べなれない味ですが、一度食べるとなくてはならないものになるそうです。
麺線の食べ方がかわいいイラストで説明されています。このイラストは店主がモデルでイラスト通りのキュートな方です。
麺線はそうめんに似ていますが、クタクタに煮込んでいるために箸では食べづらくレンゲで食べるのが最適。
辛味とにんにく、パクチーがはじめに乗っているので苦手な方は抜いてもらうのも一つです。
カウンター奥には様々な酒類が並べられており、夜はバー営業もしています。
ふと目に止まった鉄道の切符類。台湾新幹線や台鉄などの切符があり、米が美味しいと言われる池上の切符があったりと目を楽しませてくれます。まだ台湾で鉄道の旅と言われるものは経験がなく次はしてみたいなと思えるものがあります。
頂いた魯肉飯はしょっぱめの味付けの奥に優しい甘みが感じられる味付けです。
五香粉は軽めで豚バラ肉の脂が程よく落ちていてあっさりと頂くことが出来る椀に仕上がっています。
麺線はモツがたっぷりと入っており、カツオの香りと丁度よくレンゲが止まらずどんどん食べてしまう麻薬性があるもの。
トッピングされている辛味が結構辛く感じるものの、それもモツとの相性が良いと感じます。
ランチは麺線と魯肉飯の二本立てでもちろん単品で頂くこともできますが、ハーフ&ハーフセット、ハーフ&レギュラーセット、レギュラーセットもできるようにもなっており、わがままにどちらも。という時にも嬉しいものがあります。
台湾らしく、スナックがわりにハーフでも、がっつりとレギュラーでも。
もちろん昼から小吃とともに飲んでも良いですよ。
またゆっくりと来たいお店の一つとなりました。
ごちそうさま。
麺線屋 Formosa
最寄り:東急東横線 二子新地
住所:神奈川県川崎市高津区二子2丁目15−7
営業時間:11:30〜14:30(LO14:00)、18:00〜23:00(LO23:00)
休日:第一火曜、それ意外はディナーのみ営業
喫煙:可
台湾ビール:あり