逢甲大学もある台中逢甲。台鉄の台中車站周辺に次ぐ台中市内としては大きな繁華街でもある西屯区にある排骨が売りでもある「天補薬燉排骨」さん。逢甲夜市からも近く食指を引く店ばかりがあるエリアです。
そんな食指を引く店の中で惹かれた「天補薬燉排骨」さんにお邪魔することにしましょう。営業時間が18時から深夜3時という宵っ張り。台中では割と夜に営業をする店舗が多いのでしょうか。
物価が高いと言われる台北と比較してたしかに安いと思え、感覚で2割ほど安い値段です。
配達もしているお店で手前の袋は外帯(テイクアウト)用ではなく、配達の準備中の袋。仕事をしている時に気軽に使えるのはありがたいところ。
排骨がウリな「天補薬燉排骨」さんですが、メニューのなかでひときわ惹かれた麻油鶏。これがまた温まって美味しいこと。
麻油鶏にはかなりの量の米酒が入っており、だいぶアルコールが抜けているとはいえやっぱり頂いたあとに軽い酔いを感じるもの。米酒からくるコクと苦味がちょうどよくすいすいと飲んでしまうちょっとだけヤバイと思えるスープです。このスープも鶏は骨を断つように割ってあり、割ったところから骨の旨味が出ています。
中にはエリンギ、豚の血を固めた豬血糕、そして薬膳のナツメが入っておりそれぞれから旨味が出ているのがわかります。こちらでは薬膳研究会のメンバーでもあるため、薬膳の使い方がまたうまく健康になれそうに思えます。
麻油鶏が随分と冷めないなと思ったら二重になった容器で断熱されているためなかなか冷めないのでした。猫舌には注意ですが、寒い時期に熱いスープを頂けるのは嬉しいものでしょう。
とはいえ、寒い日本から台湾に行くとまったく寒いとは感じることはありませんでしたが。。。
魯肉飯は甘みを感じる魯肉。皮と粗挽き肉を合わせているようであっさり目な味付け。赤身を使っているのがさっぱりの由来でしょう。日本でのひき肉というと割と脂身が多いように思えますが台湾では赤身のひき肉(痩肉)もよく使われており、さっぱりといただくことができるのが嬉しいところです。
照りもよし、粘りもよしという参考になる魯肉飯の一つとなりました。
台中に来た際にはまたのぞいて見たいお店となりました。
ごちそうさま。
天補薬燉排骨
最寄り:台鉄 台中站
住所:407台中市西屯區福星路616-1號
営業時間:18:00〜27:00
休日:無休
喫煙:禁煙
台湾ビール:あり
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