京浜東北線の車両基地があるために東十条行きがあり、途中で電車を下ろされることもある東十条駅。
東十条駅を降りると車両基地を跨ぐ通路を渡り、東十条銀座商店街の入り口に位置する「台湾CHA苑」さんに向かうと何か日本とは思えない雰囲気を感じます。
タピオカミルクティーと台湾風ビストロとありますが、台湾風ではなく完全に台湾ビストロと言ってもいいくらいです。不思議と日本なのに戦前の雰囲気を感じるものがあり、まさに日本統治時代の台湾で作られた建物に似ているように思えます。
ほぼ全てのメニューが持ち替えることができるのも嬉しく、大雞排を持ち帰る方もいらっしゃいました。夜に買っておかずとしても、酒のつまみとしても良さそうです。
ランチメニューは毎日15時までオーダーすることも出来、セットの内容がなかなか魅力的。ルーロー飯はもちろんチーロー飯や魯肉麺、牛肉スープなど魅力的なセットです。
奥にはカウンターもあり、夜は奥で飲むのも良いかもしれません。
今回頼んだAセットはルーロー飯とスペアリブのスープ。もやしの和物もついてきます。
このスープの入れ物が電鍋の形をしているのがまた素敵、蓋を開けるとまた驚きがあるのです。
スープの容器は真空の二重となっており、外は熱くならず中のスープは冷めにくいという代物で最後まで熱々のままいただくことが出来ました。肝心のスープはスペアリブと大根から出るさっぱりとしつつも滋味深い味わいがあり、台湾のスープってなんでこんなにも美味しく、毎日のように食べても飽きないのでしょう。
肝心のルーロー飯は焦した砂糖と強めの醤油が効いており少し濃いめの味付けではありますが、八角が程よく感じられ完全に台湾の街角で食べられているルーロー飯そのものです。日常にある食べ物で台湾に旅行で食べた味だと思い出すのもこういった街角のルーロー飯と言えるほど懐かしく思える味です。
ルーロー飯を頂く前にルーロー麺を頂く機会がありましたが、これまた美味しく台湾でも魯肉乾麺などルーローを使ったメニューが色々とありますが、ルーロー飯だけではなくいろいろなレパートリーを作ることが出来るのは奥深いものを感じます。
これからは総合的な台湾料理ばかりではなく、台湾のようにメニューを絞った形で集中したお店が増えて行くのでしょうか。まだまだ楽しみが増えて行きそうです。
またゆっくりと伺うことにしましょう。
ごちそうさま。
台灣CHA苑
最寄り:JR京浜東北 東十条
住所:東京都北区東十条4丁目1−2
営業時間:11:30〜22:0
休日:無休
喫煙:禁煙
台湾ビール:あり