シンガポールはマレーシアから分離した国で言語も英語、中国語、タミル語、マレー語と4ヶ国語が公用語として使用されています。街中でよく聴く言語としては圧倒的に英語が多く、ついで中国語も聴くことができます。
そのため食文化も独自の発展をしてきており東南アジアとしてのココナッツミルクを使ったラクサや中華圏の影響を受けた麺料理なども豊富に見ることができます。
そんな中で目をつけた台湾料理。シンガポールと台湾の距離は遠くなく2000マイルと飛行機で4時間半程度でそこまで遠くない距離にあります。
周辺がほぼ海なシンガポールにおいて海のそばがどこか、というのはありますがユニバーサルスタジオなど遊ぶ場所がたくさんあるセントーサ島が最寄りであるMRTハーバーフロント駅からすぐそばのフードコート。
台湾と並び、自宅ではあまり料理をせずに外で食事をする文化があるシンガポール。フードコートやホッカー(食堂街)が発達しており現地の人達に混じって現地の普段の食事を食べることができます。
こちらの「Seah Im Food Centre」はオープンエアーでなんと鳥たちと食べることができてしまう、ピクニックと言ってしまってよいくらいのロケーションで普段ピクニックしながらご飯を食べることが好きな人にとっては楽しい場所のひとつです。
見つけたのは昔ながらの滷肉飯を出す呷三碗、古早味と書かれているのが国外に出ている台湾人として惹かれるところもあるのでしょう。
店内に誰もいないのでうろうろしていたら、なんと店外で話をしていたお兄さんが店の人で後ろから声をかけられるという事態に。
そんなゆるさが国外に旅をした時に感じる好きな刻です。
オーダーして出てくるときに滷肉飯にかける?と聞かれた際になんとなくパクチーと感じてしまったのが日本人らしいところはありますが、かけられたのが青ネギでここはタイでも台湾でもないと感じた一瞬です。
肝心の滷肉飯はというと脂身は多めですが少し甘めの濃くない味付けでくどくありません。
八角はほんのり感じますが油葱酥は少なめなものの、味は薄いわけでもなく飽きずに食べることができます。
一緒に頂いたのは滷白菜。白菜の煮物に揚げたエビが乗っていて白菜の甘味とカリッとしたエビの食感が嬉しく白いご飯と一緒に食べるのも良さそうです。
白菜を中国語で言うことができずにchinese cabbageとしか言えなかったのは内緒です。
(注 中国語圏ではなく一応英語圏です。)
シンガポールで滷肉飯、なかなかコアですが旅で疲れたときにいかがでしょう。
ごちそうさま。
呷三碗
最寄り:MRT Circle Line、North East LineHarbourFront
住所: Seah Im Rd Singapore 099115 Seah Im Rd, #1-21, Singapore
営業時間:8:30〜19:30
休日:日曜、月曜
喫煙:禁煙
台湾ビール:なし
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