札幌のすすきの、そこは夜の街と言っても良いほどの夜に輝くお店ばかり。美味しい酒や料理が食べられるお店も多く競争率も高い地域であります。
そんな場所柄、長く続けられているお店は実力があるお店ばかりで2014年に開店した「台湾料理 ごとう」さん、すでに飲食店としては長いお店の一つとなりつつあります。
路地を入った場所に忽然と輝く赤い扉。実際には壁と階段に阻まれて正面に行かないと気づかないような小さなお店ですが、赤い扉と橋によって視界に入ったら目を離すことができません。
矢印の看板が立てかけられていますが、以前はもっと外側にあったのでしょうか。
可愛らしいロゴ入りの小さな看板が素敵。
扉を入ると一瞬「なんで屋台が室内にあるの?」と思ってしまったくらい台湾の屋台で見るそのままの光る看板があって驚きの一瞬です。
店員さんより「ご案内できる席がなくて。」と言われかけましたがちょうど入れ替わるお客があり幸いに入ることができました。
GWに伺って、大丈夫だろうとタカをくくってましたが結構後から後から入店する方がおり、かなりの人気をうかがわせます。
店員さんが片付ける間に見つけたのがMAXコーヒー。千葉発祥の激甘のコーヒー飲料ですが最近は全国展開されているようです。激甘と考えると甘い物が好きな台湾で結構売れるんじゃなかろうかと思ってしまいます。
店内が全体的に赤い照明を使っており、みんな赤に染まっています。
メニューの一部ですがメニューのバランスが良く、飲むにも食べるにもちょうど良いメニュー、そしてここまで台湾を感じるお店はそうそうありません。
どれも食べたくなるメニューばかり。
まずは台湾ビール、金牌で乾杯。もちろんパイナップルや蜂蜜のフルーツビールも揃っています。
書体も描き方も台湾そのもの。ちゃんと価格は日本の値段で描かれています。
残念ながらオーダーした潤餅は売り切れ。
皿の雰囲気が日本のそれとは異なり本当にここは日本なの?と思ってしまします。
しかし日本らしい一輪のチューリップが和みます。
ジュースの中に豆乳があるのがちょっと面白いところです。
潤餅がなかったので水餃を頂くことに。
そして小龍包。もちもちっとした厚めの皮ですがしっかりとスープが閉じ込められています。
季節の野菜炒めは青梗菜と豆苗で炒め具合としっとり加減が絶妙です。
そして魯肉飯はしいたけがたっぷりと入っていて五香粉、特にシナモンが多めに効いている印象。
あまじょっぱいというのはこう言うもんだというぐらい甘さと辛さがあり、味付けの濃い魯肉飯です。
その辺は北海道らしい味付けで納得できる仕上がりです。
最後にはビーフン炒めを頂きます。干しエビの味わいがしっかり出て、それをビーフンが吸い込んでおり非常に旨味があるビーフンです。
ああ、台湾ってコレだなと感じるひと時。
この手書きの札って味があっていいなと思えるようになりました。
おじいちゃんがやっているラーメン屋だったり、小さい居酒屋で見る黄色い札や木札、目に飛び込んでくるメニューはどれも面白く美味しいものばかり。
大事にしたいお店の一つです。
食べるためにも是非行ってみる価値があるお店の一つとなりました。
ごちそうさま。
台湾料理 ごとう
最寄り:札幌市営地下鉄 豊中すすきの
住所: 北海道札幌市中央区南4条西1丁目6 Ms仲町 1F
営業時間:18:00〜00:00
休日:月曜
喫煙:可
台湾ビール:あり
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