大森駅から少しあり、ちょっとさみしくなりつつある所に大きな桜の木が見えてきます。
この日は桜の季節ということもあり、ライトアップされた桜が見事に咲きほこっており、
ほっこりとながめながら通り過ぎていくと、天心屋がありました。
台湾の女性が料理を作り、日本の男性がフロアを切り盛りしています。
まず頂いたのはビールと水餃子。
もちもちの皮に包まれた餡が肉肉していているのにくどさがなく、あっさりとしています。
おっと、その前に怪獣の卵。
ではなかった、茶葉蛋をサービスで頂いてしまいました。
茶葉蛋は殻付きのままの卵に味をつけるため、
ヒビが入った所に濃く色がつくためその模様が恐竜の卵に見えるのだそう。
子供の想像力には驚かされるばかりです。
さて、魯肉飯は。
甘みはほどほどに少し醤油が効いたタイプ
八角や五香粉の香りは控えめです。
粗挽きの肉で、なにか懐かしい気持ちになるやさしい味わいがあり、
付け合わせの高菜といい具合にマッチしています。
魯肉もですが、高菜も油で炒めてないので全体的に油が控えてあり
砂糖と油が多めな魯肉飯に比べて罪悪感がなく、毎日食べることができそうです。
台湾料理として定番の小籠包や大根もち、焼き肉まんもあり、
ちょっとだけ屋台に行った雰囲気になれます。
今回頂けませんでしたが、排骨や台湾ネギパイもあり、次回は食べたいメニューとなりました。
今年2月に開店し、だんだんとメニューが増えていっているようです、台湾の情報を見たり街を歩いていて
これが食べたい、食べたかった。などと思っていた物がメニューに増えて行っているように思えて
メニューを見るのが楽しくなってきます。
やっぱりこの大同電鍋で煮るのが定番でやりやすいのでしょう、食べるのも気分が上がります。
パイナップルケーキも手作りしており、日本で美味しいパイナップルケーキを買うことができます。
バターの香りと濃厚なパイナップルジャムがマッチして台湾で美味しいと言われる
パイナップルケーキと比較しても上位に入る美味しさです。
まだまだ、台湾で買えるような美味しいパイナップルケーキを作る店は少なく、
あまりパイナップルケーキばかり売れて台湾料理屋ではなくパイナップルケーキ屋になると
困ってしまうためもちろん台湾料理を食べて頂きたいところですが、
それだけ力のあるパイナップルケーキでした。
台湾料理を食べて一息ついて、お土産にパイナップルケーキを買う。
そんな使い方も想像できてしまいます。
狭いお店ですが、禁煙なので子供を連れて来ても良さそうです。
ごちそうさま。
(2019/11/12 追記)現在閉店しています。
天心屋
最寄り:JR京浜東北 大森
住所:東京都大田区山王1-25-14
営業時間:月・火・木・金・土 11:00〜14:00、17:00〜20:00、日 11:00~15:00
休日:水曜
喫煙:禁煙
台湾ビール:あり
夜総合点★★★☆☆ 3.5