神戸元町界隈は昔より神戸港を起点として海外から移住し、それぞれの国ごとに町を形成しています。その一つが南京町は中国、台湾の文化によって中華街として形成された歴史がある街でメインストリートは店先の屋台が連なるように見えるほど密集しており活況のほどをうかがわせます。
YUNYUNさんは焼き小籠包が有名で昔から行列のできる店でしたが魯肉飯のメニューもあるとのことでちょうど春節の時期でもあり、街は旧正月ムードを感じるものがあり、様々なイベントも模様されている中で伺うことにしました。
昼直前に伺うことが出来たため、行列も少なめでしたが並んだ後にどんどん列が伸びていく現象が。昼時のためか、それとも。
焼き小籠包は窓から見える場所でどんどん作られ、皮を伸ばす人、皮に餡を詰める人、餡を包んでいく人の三人がかかりでテンポよく作られていく様を見るとワクワクしてきます。
神戸ケンミンのビーフンとあるのはYUNYUNはケンミンが運営しているため。地元に根ざしているのがよくわかる例となりました。
メニューに魯肉飯の文字を見つけました。小吃と思える値段に嬉しくなります。
焼き小籠包は大鍋でどんどん焼かれて行きます。途中で火の当たり方を変えて満遍なく火が入るように鍋を回しているのが印象的。
レジで会計後に焼き小籠包と調理が必要なビーフンやご飯類を分けて出すのがなかなか効率がよい提供方法です
今回は焼きビーフン、焼き小籠包、そして魯肉飯をセットにして頂きましょう。
2つ選んで福建セット、3つ選んで上海セットとして絶妙な値段付けでレジの流れも良くなりどれも食べたい時にも丁度良いセットでもちろん二人でセットにしてオーダーしても問題ありません。
焼き小籠包は焼き面が一番皮が厚い部分で焼いた時に層ができるようなパン生地に近いものでパリッとしつつもちもちしている食感がまた良く、人気が出るのは頷けるものです。
餡もスープがたっぷりと入っており飛び出てくるスープを防ぎながらなかなか食べるのが難しいほどでじわっと旨味を感じる美味しいものです。
焼きビーフンはシンプルな味付けでちょうどの良い具の入り方。こんなしっかりとしたものが安くいただけるのはケンミン直営だからでしょうか。兵庫県産の一大地場メーカーとしても良いと感じられるもの。
魯肉飯を頂きましょうか。ほんのりと八角の香りが感じられしょっぱめの味付けです。ほどほどにしっかしとした濃いめに味付けられておりトロミも感じることが出来ます。
煮卵が半分乗っているのも嬉しいものがあります。
1階の奥と2階が客席となっており、階段の壁には上海、廈門、台湾でレシピを仕込んだようです。
東洋一の焼きビーフンというのがいいではありませんか。
なかなかゆっくり。というわけには行きませんがまた寄ることにしましょう。
ごちそうさま。
神戸南京町 YUNYUN
最寄り:JR東海道線 元町、神戸地下鉄海岸線 旧居留地・大丸前駅
住所:兵庫県神戸市中央区栄町通1丁目3−3−17
営業時間:11:00〜19:00
休日:不定休
喫煙:禁煙
台湾ビール:なし
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