早稲田大学の最寄駅でもある地下鉄早稲田駅。中学も含めた一大学生街ともなっているエリアでもあります、昼時に限らず食べ盛りの
学生も多く、出版印刷関連の体力を使う工場も多い場所のためいわゆる「盛りっぷりが良い」食事を食べることが出来る場所です。
そんな中にそば屋ではありますが魯肉飯を出すお店を見つけることが出来ました。
通りすがりに看板の中に見つけた「台湾魯肉飯」の文字は見逃しません。台湾っ子のソウルフードと書いてあるのは学生たちに台湾のご飯を食べて欲しいと思う愛からでしょうか。並びにVEGAN素肉飯(素食の魯肉飯)があるのは日本で初めて見ることになりました。
細い階段を登っていきます。ビルの外階段ではありますが全面テントで囲んであるため雨の日でも安心です。
そば・うどん・お酒。とある通り本来はそば屋。ほんとにここで魯肉飯を食べることが出来るの?と思ってしまうほど。
夜は居酒屋のように使うことも出来そうです。お疲れ様セットとしてアルコールと切り干し大根の卵焼きもあるように台湾のテイストも強く、どうやらスタッフが台湾にゆかりがありそうです。
魯肉飯はスープがセットになっています。五香粉が効いた甘めの味付け、ひき肉に近い肉操と「こんろー」が合わせて乗せられているのが南北の魯肉飯を合わせたハイブリッドタイプのように思えます。添えられた白菜のうま煮と肉の相性が良く、それぞれの魯肉とのコントラストが飽きずに食べさせる魯肉飯に仕上がっています。
大学のそばということもあり、見た目よりご飯の盛りが良いため胃袋が小さい方はご飯を少なめにしても良いかもしれません。
満腹になりました。ごちそうさま。
[追記 2020/9/16]
かねてより気になっていたVEGAN素肉飯。ついにいただく機会を作って伺いました。肉類を使用していない魯肉飯をVEGAN素肉飯としています。三色丼というものがメニューにありついつい蕎麦とセットで頂きましょう。
VEGANというだけあり乳製品を含む肉類を全く使用しておらず主に使われるものは大豆が原料となるソイミート、畑の肉と呼ばれるほどタンパク質が豊富で昔から菜食のメインとして食べられてきました。三色のうち滷肉飯としての素肉(ソイミート)、卵としてのソイミート、そしてきゅうり。紅生姜も入れれば四色になりました。
素肉飯はというと、しっかりとした八角を含む香辛料、また驚くのがシイタケがしっかりと前面に出ており肉のような顔をして主張します。豚肉が使われた通常の滷肉飯だと肉を補完するところをソイミートと共に肉のような旨みを与えてくれます。豚肉の脂と皮からくる粘りこそありませんが、菜食でなくとも満足できるVEGAN素肉飯も是非試して欲しい一つとなりました。
また伺うことを願って。
ごちそうさま。
ゆめ庵
最寄り:東京メトロ東西線 早稲田
住所:東京都新宿区馬場下町61番地 KSビル
営業時間:11:00〜23:00
休日:日曜、祝日
喫煙:ランチのみ禁煙
台湾ビール:あり
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