2024年5月19日
かつて城下町であった川越は江戸時代の街並みも残り、都心から1時間ほどの場所のため観光としても多くの人が訪れる街。駅から歩く途中にある「一六八」さんはテイクアウト専門で開店し、店内で食べることができるように改装されました。
改装されてもテイクアウトで買っていく方も多く、客が絶えないのもすっかりと地域に根差していると感じられるものです。
店内でいただくことが出来るようになり、ご飯ものも腰を落ち着けて食べられるのもやっぱりありがたいもの。ここはスイーツから始まった一六八さんの豆花、そしてルーロー飯も忘れずにいただくことにしましょうか。
店内を見回すと至るところにニヤッとしてしまう小物が散りばめられています。
ドライフラワーが飾られているものは糸巻き。川越では川越唐桟をはじめとした木綿の織物が昔よりさかんでそれをリスペクトしているようにも感じられます。
古早味紅茶も冬に冷たい状態で飲むのもまた良いものです。
頂くのは豆花セット。電鍋の容器に入った豆花に目を奪われます。
ルーロー飯はわずかながら香る八角と、淡くも甘めな味付けがまた絶妙。台湾南部の方が作る台南のルーロー飯は週に何回食べても良いと思えます。
豆花もタピオカと芋圓、ふんわりとあまく何か台湾の街角で食べている気分になれるもの。
また、このルーロー飯を頂くために川越へ来ることにしましょう。
ごちそうさま。
一六八 台灣包子糖水點心
最寄り:西武新宿線 本川越駅
埼玉県川越市新富町1-3-4
営業時間:平日11:00〜16:00/週末11:00〜17:00
休日:水曜、木曜
喫煙:禁煙
台湾ビール:なし