東京都内で台湾フェスティバル関連は上野公園や代々木公園で大々的に行われるのが今までの定例でした。それ以外は店舗内を使ったイベントが行われてきましたが、今回は商業施設の一角を使って行われた「日台夜市 文化祭」は西赤羽商店街連合会が主催をし、美食や雑貨に加えて映画、音楽、そして文化を伝えて行く内容で赤羽ビビオ 七福神広場で開催されました。
赤羽駅の北口を出るとロータリーを挟んで向かいに見える赤羽ビビオはまさに徒歩30秒。そんな近い場所で行われる台湾関連イベントはなかなかありません。
看板代わりに掲げられたメニューの幕。結構数も多く大きくない会場であるにかかわらず出される数が多いのはすごいところです。
入り口に陣取っていたのは麺線屋、大椀でたっぷりと盛られていました。
次に目に入った「北区のクラフトビール」と書かれたお店。タップが3つつけられたビールサーバーに目を惹かれます。
雑貨類もあり、茶碗やドリンクを持ち運ぶためのホルダー、そして台湾産のコーヒーを専門に扱うMEILI COFFEEさんも。
夜市らしい大雞排もどっさりと用意されています。
同じ区内にある駒込からキッチンかのかさんが滷肉飯を出されています。
滷肉飯はだいたいのイベントで見ることが出来ますが、鶏肉飯はなかなか見ることが出来なく、あるのが嬉しいものです。
会場内のメニューはほとんどが500円以下と安く、ポーションもちょうど良いのがあれもコレも試したい人にとっては優しいところです。
文化祭と歌うだけあり、台湾の紹介、台湾ゆかりのライブ、そして同じ敷地内にある文化センターを使った台湾映画の上映もある豪華さ。
場所もよければ映画も観ることができる恵まれた環境にある文化祭だと感じられます。
台湾ソーセージの香りにつられつつ。
後から見たら23区でただ一軒の乾麺屋である江戸玉川屋さんとコラボして台湾の鉄板焼き麺を再現したと見たのが食べられなくてしまったと思ったポイント。
同じ北区の十条で作られているビアプラスプラスのクラフトビール。宜蘭茶を使ったビール、宜蘭茶啤酒、ルート2000、アンバーエールと満遍なく並べられてます。
外見はタイヤ付きのクーラーボックスでしかありませんが、タップが付いていて持ち運びができるのはこれからの季節、一家に一つあっても良いかもしれません。
宜蘭茶啤酒「日台夜市啤酒」は茶の香りもしつつ、すごくフルーティー。
今回限定のビールではありますが、また作って欲しいと思えるビールです。他の地域(南投や新北)の茶を使ったビールも飲んでみたいものです
かのかさんの滷肉飯は相変わらずの淡い味付けながら少し濃いめになっている、暑い外で食べるのに良さそうに変えてあります。
七福神広場、実はMeetFreshの店先にもなっており一巡りしてデザートに中で食べる人、テイクアウトで外で食べる人とすごく台湾らしい雰囲気も感じることが出来ます。
台湾では並んでいると思ったらテイクアウトの並びだったことが結構な数あるほどテイクアウトが多い文化で同じように感じる赤羽の駅前。
地元の商店街連合会が主催しているだけあり、地元の台湾関連の飲食店も多く、そして値段も安く提供されるメリットもあり、加えて映画も放映できてしまうコンパクトながらも力を感じる今回の文化祭。もっともっと広がっていけば台湾料理の良さを知られて行くことになるでしょう。
今まで食べたことがない食べ物を避ける傾向がある日本人、少しずつチャレンジしていける環境が出来つつあるのでしょうか。
これからも楽しみにしていきましょう。
ごちそうさま。