高田馬場、そこは新宿からもすぐであり早稲田大学や専門学校があることから学生の街とも呼ばれていますが現在は南アジアから東アジアにかけての多国籍の人々が集まる街になり、同時に飲食店や食料品店も南アジアから東アジアの料理を調達することができる街に成長しました。
高田馬場駅から小瀧橋方面へ歩き路地へ入ると見つかる「とぶの坂」さん。店内は広くありませんがテイクアウトの窓がありランチのテイクアウトもしやすそうです。直線で構成されたシンプルな造り、好きなんです。
店内はほぼ3色で構成されており、シンプルであるため狭いながらも広く感じるものがあります。
豚ではありませんが、隠れキャラが2匹いるので探してみましょう。ついニヤリとしてしまいます。
今回頂いたのはBセットで刈包、魯肉飯、さつまいもフライ、ドリンクとなかなかの組み合わせです。
選んだ刈包は伝統で豚三枚肉とピーナッツ粉、そして高菜。台湾では比較的煎ったピーナッツ粉を使うことも多く香ばしさがプラスされます。淡く柔らかく煮込まれた豚三昧肉、香りのピーナッツ粉、酸味の高菜と三位一体となっており、美味しいのはもちろんなんだかほっこりとする味わいです。
そして黒金魯肉飯は甘めの味わいに黒胡椒のピリッとしたパンチがある魯肉飯に仕上がっています。黒金とは黒っぽい色のことで黒胡椒のことか暗めの茶色のことかは想像にお任せしますが台湾でも伝統的な魯肉飯に加えてちょっとしたアレンジをした新しい魯肉飯も見るようになってきました。黒胡椒のパンチを除けば甘めながらも淡い味付けでありついつい嬉しくなるおいしさです。
次に来たのはさつまいもフライ。さつまいもの甘さとスパイスの甘さがマッチしており、さつまいもが好きな台湾らしいおやつと言うべきか、おつまみと言うべきか迷いますがなかなか頂ける機会がないものできっと刈包と同時に買う方々が増えそうです。
台湾茶も選ぶことができ、たっぷり入っているのが嬉しい。
すぐ近所にはバリスタチャンピオンのカフェもあり、台湾のデザート店もあり、食事を頂けるとぶの坂さんもできたことで台湾トライアングルが完成したように思えます。
きっと日本の台湾好きにも、日本に住んでいる台湾人にも好かれるお店となることでしょう。
また伺うこととしましょう、ごちそうさま。
とぶの坂
最寄り:JR 西武新宿線 東京メトロ東西線 高田馬場
東京都新宿区高田馬場4丁目17−17 高田馬場 プリンスマンション 106号室
営業時間:
11時00分~18時00分
休日:なし(プレオープン中のため)
喫煙:禁煙
台湾ビール:なし