金沢の隣にある石川県野々市市、金沢工業大学があることで比較的人が多い市でもあります。
また有名飲食店の本店が多くある場所でもあり、金沢で良く食べるものが実は野々市が本店だったということも数多くあります。
かつて東京都内にも数店舗ありましたが現在は石川県の1店舗のみ。社会福祉法人 佛子園が母体となり就労支援を行なっていることから金沢工業大学のすぐそばに残り、これからも残り続けることでしょう
何気ない庇部分ではありますが、看板といい雰囲気が完全に台湾を思わせるもの。鬍鬚張ビールはありませんが日本海倶楽部のビールはあります。
台湾で魯肉飯屋へ入ったらまずは魯肉飯、そして小菜と湯(スープ)が定番です。スープもいくつか種類があり金針菜とスペアリブのスープや野菜スープも選べるのはすごく嬉しいもの。今回は冬限定の椎茸と鶏肉のスープをいただきます。
日本海倶楽部のダークラガー、こちらも就労支援として系列でもあり日本で最古参のマイクロブリュワリーのひとつです、魯肉飯とクラフトビールをいただけるのはまだまだ多くありません。
まずはスープ、椎茸麻油雞湯。台湾でも体を温めるものとして人気があるスープでニンニク、ごま油、米酒、そして骨付きの鶏肉がメインでしっかりとした味わいがあり体がポカポカと温まるものです。ごま油が多く浮いているため火傷に注意が必要なほど熱々です。
店内は広くもあり街角のような食堂のような不思議と落ち着く雰囲気
魯肉飯は、というと台湾で食べたそのままの豚の脂からくる甘味と油蔥酥からくるコクがしっかりとありご飯を包み込みます。台湾を含めて豚のほほ肉で作られる魯肉飯は多くありませんが日本でも各地で食べてきた中でも鬍鬚張魯肉飯のみ。三層肉と呼ばれる豚バラ肉とはまた違った食感がありふんわりとしながらも歯応えが同時に感じるものがあります。
台湾と同じ魯肉飯の味が楽しめますが、日本らしくご飯が決定的に美味しい特徴がありますがそれに負けないパワーがある魯肉なのでバランスは崩れることがありません。
現在日本ではたった一つの鬍鬚張魯肉飯ということもあり、遠方からいらっしゃる方々も多いようですが基本は地元に受けいられ、学生の食堂のようにも使われておりすっかり土地に根ざした魯肉飯のお店の雰囲気がありました。
またゆっくりと伺うこととしましょう。
ごちそうさま。
鬍鬚張魯肉飯 金沢工大前店
最寄り:北陸鉄道 野々市工大前駅
石川県野々市市高橋町20−5 田村レジデンス
営業時間:
11時00分~15時00分
17時00分~21時00分
休日:水曜
喫煙:禁煙
台湾ビール:なし