Fuji communicationから始まって四つ目の台湾料理店が大塚に開店しました。それは直前までどんな料理を提供するかお楽しみであり期待を膨らませてお店へ伺った今回、予想を上回るお楽しみがあったのでした。
「マンション台北」さんの店名を頼りに向かったところ台湾料理らしくない1階のお店に一瞬だけ迷っていないか見回すと一呼吸おいて2階に見つけることができました。
階段を登っていくと、まさにマンション。そしてなんとなく台湾の市場の階段に思えてきます。
扉を見るだけでもゾクゾクとくるもの。
もちろんFuji communicationから始まるナチュールワインを自分で選べる冷蔵庫も健在。
ワインボトルに値段も書いてあるためわかりやすいのが嬉しい。
とはいえ、久しぶりに頂く台湾ビール。湿度の高い時にはアジアの軽めのビールが似合います。不思議と同じような暑さのポリネシアのビールではなくアジアのビールが美味しいんです。
まず頂くのは看板のロゴにもしっかりと絵が入っている看板メニューである控肉。控肉飯と滷肉飯がメニューとしてあり台湾南部と台湾北部の魯肉飯が頂くことができます。
控肉は皮つきの豚バラ肉をあっさりと煮込んでありゼラチンのプルプルと相まってついつい箸が進みます。色の濃さからこってりとしてそうですが口に入れた時のギャップを感じるほどあっさりしています。箸ですぐに崩れるほど柔らかいため串で崩れないようにしているほど。
なかなか猪油拌飯と並んで日本では見ることのできない油蔥飯、こういったシンプルながら本気で作られたご飯が台湾でも人気があったりします。
滷肉飯はFuji communicationの流れを汲んでいながらも台湾の市場で食べた滷肉飯で感じた醤油と油葱酥の鮮烈な香りを感じることができ、ホロリと崩れる滷肉としっかりとした味を感じられながらもあっさりと頂くことができる滷肉飯は控肉とは逆に甘めの味付けがされています。
同じ台湾でもFuji communicationとは方向性が変わったマンション台北さんは台湾の市場の中にある食堂の雰囲気がそのまま感じられビールもご飯も同時にいただけるという素敵な環境が作られています。
また伺うこととしましょう、ごちそうさま。
マンション台北
最寄り:JR 山手線 都電荒川線 大塚
東京都豊島区南大塚2丁目40−11 ロマン第1ビル 2F
営業時間:
11時30分~14時30分、17時30分~22時00分
休日:火曜、水曜
喫煙:禁煙
台湾ビール:あり