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天王寺「天王寺ルーローハン」学生の青春の味となる魯肉飯。

大阪天王寺はあべのハルカスや商業施設も増えてきてはいますが、昔より四天王寺を中心とした寺町として長い歴史があり新旧がはっきりと分かれている場所です。そんな昔ながらの場所に4月に開店した「天王寺ルーローハン」さん、名前がそのものズバリで潔い、台湾でもありそうな名前です。
もちろんルーローハンをメインとしており、日本でもだんだんと魯肉飯を押し出して勝負するお店が増えてきたのは嬉しい限りです。

 

天王寺駅から大通りを歩いて路地に入ってすぐに見つけることができる「天王寺ルーローハン」の看板はシンプルに魯肉飯の説明がなされているのが、どんなもの食べ物かわからない人にとってわかりやすく入りやすいものです。

 

なにか既視感を感じる入り口、奥に客席と厨房がありますが、台湾だと持ち帰りの需要も多いために表で盛り付けなどをして提供することが多くあります。そんな風景を感じさせるものがあります。

 

店内に入るとそうそう、このチープさ!と思える椅子とテーブル。日本ではチープという言葉が当てはまりますが、チープではなくこの落ち着きっぷりといったら実際の台湾ではもっとチープな椅子とテーブルですが台湾好きにとっては落ち着く「なにか」があります。

 

白壁に描かれている天王寺魯肉飯の文字が、もう老舗に思えてくるものがあります。

 

魯肉飯は並が550円、大が700円。泡菜とスープがついてこの値段はうまくて安くないとやっていけない大阪らしい値段でもありますが日本でこの値段で出せるのは驚異とも言えるものです。

 

魯肉飯は淡い味付けでふんわりと五香粉が香ります。魯肉自体はシチューの肉のようなホロっと崩れるほど柔らかくなるまでしっかりと煮込まれておりすごく上品な味わいがあります。
ご飯は柔らかめでそのまま食べても美味しいもので上品な魯肉とマッチしています。

 

逆側の壁に書いてある虎の手には魯肉飯の椀がしっかりと抱えられています。

後から後から入ってくる人は若い人が多く、近隣は学校などが多く需要も多いことでしょう、学生の時に食べた味というのは印象が強く、時間がたっても食べたくなるものです。いずれ魯肉飯が青春の味になり、いつもの食事になっていくことを望んでやみません。

虎に見送られて店をあとにすることにしましょう、ごちそうさま。

 

 





天王寺ルーローハン

最寄り:JR大阪環状線 天王寺、東京メトロ丸の内線 荻窪

住所:大阪府大阪市天王寺区南河堀町10−16

営業時間:11:30〜14:00、17:30〜20:00

休日:無休

喫煙:禁煙

台湾ビール:なし

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